ランタン徹底比較
真夜中の大きな空の下、明るく私たちを照らしてくれるランタン・・・
そう、このページをご覧になっていらっしゃるみなさまはご存知かと思いますが、キャンプには暗闇がつきものです。
そこで活躍するのが、 ランタン ですよね ♪
キャンプにはなくてはならない必需品です。
ランタンがないと、キャンプができません><
ランタンは、キャンプ道具の象徴的な道具で、実用的な性能だけでなくインテリアとしても存在感を示すアイテムです。この道具は、良いものをえらぶと、その後の人生のキャンプライフを味わい深いものにしてくれます。
追加はあっても、買い換えはなかなかしない道具かもしれません。ですので、将来のキャンプ生活を見据えての道具選びが重要となってきます。
そこで、ランタンってどんな種類のものがあって、どんな特性があるのか、店主金原が今までの数々の経験踏まえてご紹介するのが、このページです (^ ^)
まず、
ランタンを選ぶ際に、重要となってくる要素を9つ、ご紹介いたします♪
1、 燃料(入手しやすさ、コストパフォーマンスを考慮する)
2、 明るさはどの程度か
3、 連続点灯時間
4、 本体のコストパフォーマンス
5、 大きさ
6、 重さ
7、 メンテナンス方法
8、 光の美しさ
9、 その他の特徴
そして!
ランタンについて、代表的な4つの種類をご紹介いたします。
1、 電池式ランタン
2、 ガス缶式
3、 ホワイトガソリン式
4、 灯油(ケロシン)式
変わり種
・CB(カセットボンベ)式
・ホワイトガソリン・赤ガス式
暗闇を照らすのに、こんなに種類がたくさんあるの?!
そんなみなさまの声が聞こえてきそうです^^
―――これら数種類のランタンから、お客様がどんなランタンをお選びになるか。
それは、
―――これからのキャンプライフをどのようにおくられるのか
につながってくると、わたくし金原は思います(^_^)
さて、
ここで告白すると、
私が最初に選んだランタンは、電池式でした…!
そう、最初から
ペトロマックスやヴェイパラックスのような
灯油ランタンを選んだわけではありませんでした。
各種のランタンを、不安を感じながら購入し、試し、の連続でした。
それぞれの特徴と、ランタンに対する
考え方を理解することにより、
失敗することがなくなり、キャンプライフを快適に過ごすことができるようになりましたよ^^
それでは、代表的なランタンについて、
特徴を解説しながらご説明いたしますね♪
ここで、一覧表をご覧ください♪
日本で購入者が多く、評価の高いランタンを各種ひとつずつお選びしました。
「へー!!こんなに種類があるのかぁ!」
そうなんです。燃料でわけると、このような数になります。
この一覧を見ながら以下をお読みいただいて、
お客様ご自身のキャンプライフの想像をお楽しみください ♪
1、 電池式ランタン
最も、お手軽な金額で購入いただけるランタンです。
調査によると、今電気式ランタンの売れ筋は、
「GENTOS ジェントス LEDランタン エクスプローラー・プロ EX-777XP」
です♪
ウン十年前にはですに蛍光灯式のランタンというべきか、ライトがありました。
しばらく棒状の蛍光灯タイプが続き、
10年くらい前からU字型の蛍光灯になったり、
渦巻き状になったりとコンパクトな蛍光灯式のランタンがではじめます。
そして、ここ数年でしょうか。
LEDランタンが登場してきます。
この分野では、先ほどにもあげましたGENTOS(ジェントス)というブランドが
とても人気のようです。
このブランドの商品を、ホームセンターなどで見かけられた
お客様も多いのではないでしょうか^^
アウトドアメーカーで有名な、コールマンも
充電式バッテリータイプなどの新商品を発売しています。
バッテリータイプでない場合、
単1形乾電池×6本などを使用する場合が多いです。
その場合、LED電球を一番明るくして、
連続点灯時間が約72時間といった状況です。
以外に短い!と思われましたか?
そう、以外に短いのです…。
乾電池使用の場合はエネループなどの充電池を使用したり、
充電式バッテリー搭載のランタンの場合はこまめな充電が必要です。
いざというときに暗くなってしまうのが怖い方は、
ランタンを使う時間を決めて、電池を持ってゆくか、
夜は早めに消灯して…というのが賢い使い方かもしれません。
なにより、
「たまに使用するくらいなので、
初期投資を抑えて、
気軽にランタンを使いたい」
というお客様の願いには、ばっちり答えてくれるランタンかもしれませんね♪
また、
電池式のランタンは、
LEDチップや、電球を使用しているということも特徴ですよね!
LED電球を使用されたお客様はご存知かもしれませんが、
明るさをあらわす「ルーメン」の数字が大きい電球を
付属したランタンもあるのですが、
店主は、
いまひとつ明るさに伸びがないかなぁ…
と感じることが多いです。
その場合、二個同時に使用するなど工夫して、キャンプを楽しみましょう!
2、 ガス缶式
さて、お次は、ガス缶式ランタンです!
カセットコンロとか、ガスバーナーとか、
缶々の中に液体が入っているものを設置して使う機器に、
なじみのある方もおられるかと思います^^
その、ガスとは違う、LPGガスというものですね!
この種類で人気なのは
「スノーピーク(snow peak) ギガパワー2WAYランタン GL150A」♪♪
手入れも簡単、
初心者にも扱いやすいのはガス缶タイプ!と、
ちまたでは噂です。
キャンプ場での仕事は、なるべく少なくしたい
小さいお子さんがいるファミリーキャンパーの方は、
ガス缶タイプがいいかも、なんて金原は思うときもあります。
朝起きたら、ケースにしまうだけなので、
手入れや、特段のメンテナンスの必要はありません^^
(といっても接続部分が悪くなったり、壊れるときもあります!)
以上のように、何をとってもいいことが多そうなガス缶式のランタンですが、
ひとつだけ金原が気になっていること…それは、
燃費です。
燃費という課題、明るいほど燃料の消費が早く、
あれよあれよという間にに缶の中身のガスが
なくなってしまいます。
全開で使用して、おおよそ、
450g1缶消費/1晩 ⇒ 一晩で900円を消費
という計算になります。
ガスバーナーと燃料が併用できるのは
荷物が減るという点において魅力です。
ただ、
例えば家族四人のキャンプで、
450g缶4缶消費したら3600円になるわけで、
それはちょっと…と思われるお客様もいらっしゃるかもしれませんね。
あと、
このガス缶、アウトドア店舗や、インターネットショッピングでは確実に入手できますが、
ちょっと人里はなれたところに行くと、
売っていない場合が多いです。
使用量をちゃんと計画できそうなキャンプや、
ひとりでアウトドアを楽しむ場合などには
とても向いていると思います^^
あと、
時々気にされますが、冷え込むと、ランタンに水滴がついて
少し暗くなりますが、経験上、100Wの電球が80Wの電球に変わった
くらいの実感で、あまり気にする必要がない、
と金原は思います。
3、 ホワイトガソリン式
ホワイトガソリンって何??というお客様へ。
ホワイトガソリンは、自動車のガソリンを赤ガスというのに対して、
白ガスとよばれるキャンプ用品に良く使われる石油製品です。
ガソリンの中でもほぼ純粋な石油成分のみで構成されており、
煤が出にくいのが特徴です。
そんなホワイトガソリン式で人気なのは、
「コールマン Coleman ノーススターチューブマントルランタン 2000-750J」!!!
さきほどからチラチラ名前が出てきた
コールマンです!キャンプ用品の王道ブランドですね。
ENEOS系列のガソリンスタンドでは18L缶単位で小売りされている場合もありますが、
一般的にはスタンドで販売されていることは少なく、
殆どは200Lドラム缶単位などでしか購入できません。
(ちなみに、ガソリンスタンドで小売りされるホワイトガソリンは、
燃料としてではなく部品洗浄油として販売されています。)
殆どの場合、
ホームセンターやアウトドア用品店などで、
4L、又は1L缶単位で販売されています。
調理用の燃料とランタンの燃料を併用するのが、
ただしいアウトドアかと思いますので、
ホワイトガソリンを選ぶのであれば、
メーカーは coleman(コールマン)を選ばれる方が多いと思います。
理由は、
メーカーに歴史があり、
信頼性が高いのと、
消耗品やメンテナンス品が手に入りやすいこと。
燃料となるホワイトガソリンもホームセンターなどで入手でき、
灯油よりは高価ですが、ガス缶より安価です。
また、ガス缶式と比べると明るさ、燃費は優れており、
緊急時には通常のガソリンも使用できるなどのメリットがあります!
ただし、
先にあげたように燃料の調達に少しの手間が掛かるのと、
多少のメンテナンスが必要で、
収納時に余った燃料を抜くなどのひと手間があります。
少しの手間ならかけられるキャンパー向きのアイテムです^^
4、 灯油(ケロシン)式
最初に言ってしまうと、金原はこの灯油(ケロシン)式を愛しています…^^
いろいろご紹介しておきながらすみません!!
愛しすぎて、ケロシンランタンのショップをしているわけですから、お許しください^^
ちなみに取り扱っている主なケロシンランタンは、以下のとおりです。
ペトロマックス
ヴェイパラックス
テリー
バイアラジン
さて、一度冷静になって、金原がこの種のランタンを愛するその訳を…
この灯油式ランタン、他にはない大きな特徴は、
燃料に灯油が使え、燃費がダントツに良いということ
と、
光に揺らぎがある
ということです。
あと、
欧州の軍隊が使用していたもので、非常に頑丈!です。
灯油は、ガソリンスタンドに行けば、購入できます。
容器を持参して、そこに灯油を入れてもらってください。
百円でお釣りが来てしまいます^^
道のあるところには、給油所が絶対ありますからご安心を^^
持ち主の、休日にゆっくりキャンプしたい頭にとって、とてもやさしいです。
そして、
ランタンの光に揺らぎがあります。
あと、
独特の点火方法、炎を灯すたびに
ときめきが…(すみません ^ ^ )
詳しい構造は こちら で解説しますが、
安定して燃える炎だと思って下さると良いかもしれません。
解説にあるように、マントルの特性がまばゆい白い光を生み出します。
これだけ聞くと、灯油式ランタンってステキ!
良いことしかない!
と思われるお客様もいらっしゃるかもしれませんが…
ごめんなさい、
この灯油ランタンは、
少しのメンテナンスが必要です。
手の掛かる子ほどかわいい
ってやつかもしれません^^
くわしくは、動画にてご説明いたしますが、
特に、
初期メンテナンスが
その後のランタンの使われ方を決めてきますので、
非常に重要になってきます。
逆にいうと、
初期メンテナンスを難なくクリアすれば、
その後の使用の手のかけ方は、
ガス缶式や、ホワイトガソリン式、CB式、ホワイトガソリン・赤ガス式と
ほぼ変わりません♪
この初期メンテナンスに関しては、
灯油式ランタンに惚れ込んだ私、LAN-TERNS金原が
誠心誠意行わせていただくサービスを行っております♪
金原とおなじように、ペトロマックスや、ヴェイパラックスのような
灯油(ケロシン)式ランタンを選ばれようとされているお客様に、
一点だけご注意していただきたいことは、
『灯油(ケロシン)式ランタンの購入は、
メンテナンスを行ってくれるところで
お買い求めいただきたい』
ということです。
インターネットでは、簡単に品物を購入することができますが、
アフターフォローや、事前のメンテナンスなどを行ってくれる店舗はほぼございません。
今まで、LANTERNS以外の店舗で購入されたランタンを
何機も修理、メンテナンス依頼されてきました。
お客様のところで、うまく点火できず、けど、金原のところや
メンテナンスサービスを行っているランタン販売店までたどり着かず、
お客様のご自宅で眠っているピカピカのランタンが
たくさんあるのではないかと私は危惧しています。
初期メンテナンスが必要なランタンだからこそ、
灯油式ランタンをはじめてお使いのお客様や、まだ慣れないお客様には
ぜひ購入時によく検討いただきたいと思います ^ ^
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変わり種、表の 右2列あげましたが、
・CB式(カセットボンベ)
・ホワイトガソリン・赤ガス式
というのもありますよ♪
CB式(カセットボンベ)は、
カセットコンロに使用するボンベが燃料です。
「ソト(SOTO) 虫の寄りにくいランタン ST-233」が人気です!
燃費は良くないのですが、虫除け対策がされているなどの工夫のあるランタンです。
ホワイトガソリン・赤ガス式は
先にあげた
ホワイトガソリンと、車に使うレギュラーガソリンを燃料にできるデュアルタイプです。
燃費も平均的で、明るさも問題ないです。
さらに燃料二種使用をデフォルトとしています♪
ただ、日本での正規での取り扱いはなく並行輸入品オンリーとなります。
その理由は、日本の燃料と本体内部の塗装との相性が良くなく、
不具合の出てくる場合があるからです。
この点は購入の際によく検討しなければならないですね^^
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少し細かいところまで見てランタンを選ばれると、
"どんなキャンプをしたいか"が頭の中に浮かんでこられましたでしょうか♪
店主金原は、ランタンをよく使います。ワンシーズンで、5回は使用します。ヘビーユーザーです。
そのような中で、ランタン選びの3要素をあげるとしたら、
1、燃料のコストパフォーマンス、手に入れやすさ
(表の燃料は何か、連続点灯時間を参考にしてください)
2、明るさ
3、本体姿の好み
この3要素をはずしては選べません。
もし、ランタン選びに迷ったら...
ぜひお気軽に、ご相談くださいませ^^
「こういうシチュエーションでランタン使いたいのだけど、
どれを選んだらいいですか??」
わたしの経験を総動員して、喜んでお答えします!!
私の仕事であり、趣味であるランタン、
ランタンのあるキャンプライフを、
一人でも多くの方に楽しんでいただけたら
嬉しく思います(^_^)